大阪・天王寺

スタンダードブックストアあべの

スタンダードブックストアアベノ

TEL06-4703-5881 HPhttp://standardbookstore-a.blog.jp/ 最寄り駅地下鉄「天王寺」、近鉄「大阪阿部野橋」、JR「天王寺」
営業時間11:00~21:00 定休日不定休(あべのHoop店に準ずる)

イベントお知らせ

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2016-09-10 スタンダードブックストアあべのプラス Vol.3 『今いちばん会わせたい人』
9/10(土)には、ナナロク社さんが登場!

谷川俊太郎の近年の代表作『あたしとあなた』、およそ半世紀におよぶ詩作と私生活を語った大著『ぼくはこうやって詩をかいてきた』、写真家・川島小鳥との写真詩集『おやすみ神たち』。
2013年度と14年度の2年連続で、同一出版社から木村伊兵衛写真賞を受賞した、森栄喜『intimacy』、川島小鳥 『明星』。
進行性筋ジストロフィーの病床にあって詩人として生きる姿がNHKETVでも特集された、岩崎航の『点滴ポール』、『日付の大きいカレンダー』。
宅老所で起こるドタバタを取り上げ福岡から全国へ広がる雑誌「ヨレヨレ」から生まれた、鹿子裕文『へろへろ』。
写真家・齋藤陽道が宮沢賢治の詩をテーマに、写真による翻訳を試みた『写訳 春と修羅』。
ナナロク社は、少人数で運営されている決して規模の大きくない出版社でありながら、さまざまな内容のジャンルを手掛け、そのどれもが話題作として大きな反響を呼んでいます。

そしてナナロク社の本の大きな特徴のひとつが、その造本。一般の書籍のセオリーを軽々と飛び越えてしまうような新しい発想で、それぞれの内容にほんとうに見合った「本の形」を提示し続けています。その新しい造本への意欲は、まるで出版という行為をとおして、本という物についてあらためて考え直しているかのようです。
たとえば、昨年11月に刊行された、批評家・若松英輔のエッセイ集『悲しみの秘儀』。当店でも、今年上半期のベストセラーとして定番書の一冊となっています。その『悲しみの秘儀』は、日傘作家のひがしちかを装画に起用し、おなじ本でありながら6種のカバーと9種の表紙を作ることで、著者が繰り返し語る多様な悲しみの姿を表現しています。

今回のイベントでは、ナナロク社のかたにお越しいただき、これまでの刊行ラインナップを並べた本棚のまえで、実際に企画から編集、営業までを担当されている書籍について、その制作の過程や著者との知られざるエピソードなど裏話も交えつつ、ナナロク社の唯一無二の書籍が誕生する背景をお話しいただきます。作り手の言葉によって本の魅力に触れていただける貴重な機会ですので、ぜひお見逃しなく。

http://standardbookstore-a.blog.jp/archives/64982428.html